出会い系サイト(であいけいサイト)とは、インターネットを仲介して、異性と出会う総称です。
最近では、SNSやスマートフォンのアプリを利用した出会い系サイトが主流となりつつあります。
wikipedでは、1995年頃の出会い系が誕生したと紹介されているが、実際はもっと歴史は深く、1990年代前半に流行ったポケベルを利用した、「ベル友」の前身型と言えます。
出会い系のような異性と出会うシステムは、ネットを経由しない「文通」から遡る事となる。
当時の文通相手の探し方は、ネットが普及していないため、雑誌に紹介されている文通コーナーに応募したり、記載している住所に手紙を送ることで異性とのコミュニケーションを図っていた。
この仕組は、1980年まで続いたが、1987年NTTドコモが開発したポケットベル(ポケベル)の普及により、1990年から文通の仕組みが大きく変化した。
ポケベルとは、一般電話(プッシュホン)を利用して10文字程度の数字組み合わせて、相手にメッセージが送れるシステムです。
このポケベルは1990年から爆発的な人気を誇り女子高生などの間で大流行し、「ベル友」(のちのメル友)と呼ばれる言葉でブームが起きました。
このポケベルを利用した、出会いが大流行し、利用者は1078万人を突破します。
新聞や雑誌に自分のポケベル番号を掲載し異性からの出会いを待つという、今の出会い系サイトのようなシステムが構築されたのです。
右肩上がりだったポケベルだったが、1996年以降急激な衰退を見せる。
これには原因があって、1995年にPHSが誕生し、ポケベルの利用が著しく減少したからである。
PHSが誕生したことで、時代は雑誌などのオフラインによる出会いではなく、インターネットを経由した出会いへと進化していく。
ネットでの出会いが爆発的に伸びたのは、1999年に誕生したドコモのIモードの普及である。
当時Windows95の誕生によって、大衆がインターネットに関心を示したものの当時は30万円以上したPCは気軽に購入できるものではなかった。
しかし、Iモードによって、ネットが身近なものとなり、2000年以降、気軽に友達が作れるツール、「出会い系」が大ブームとなりました。
多くの出会い系サイトが誕生し、その中でもスタービーチと呼ばれる巨大掲示板が大流行した。
多くの出会いが生まれた出会い系ですが、一方でその流行を悪用者が多く誕生しました。
・女性の会員が存在しない有料出会い系サイト
・女子高生による援助交際
・過剰な迷惑メールや個人情報収取目的
など。
出会い系サイトは、
気軽に友達を作れる便利サイト♪
という定義から、
犯罪の温床の危険なサイト…
へとシフトしていき、利用者の激減と共に、出会い系サイト規制法より18才未満の利用が制限されます。
これ以降出会い系サイトのブームが終わり、堅実に出会える優良出会い系サイトが全滅したのです。
以降は、SNSや老舗出会い系サイト(ハッピーメール、PCMAX、ワクワクメールなど)が出会い系を運営しています。
出会い斡旋というのは出会い系の他にも多数生まれている。
出会い系サイト以外に、
などが存在する。
最近では、出会い系という言葉が、「アダルト」や「危険」という要素が入り使われなくなっている。
代わりに、マッチングサイト(マッチングアプリ)なんて呼ばれる事が多くなっている。
ネット上では多くの婚活や恋活の支援サイトが存在します。
で、思うことが、
具体的な違いってあるの?
という点です。
正直に言ってしまえば、
出会い系サイトも恋活サイト(恋活アプリ)も婚活サイトも大きな違いはありません!
しかし、出会い系=悪質というイメージが定着している現状では、具体的なサービスの違いはなくても各サイト、出会い系サイトと名乗っているサイトはごく少数と言えます。
強いて言えば、会員の目的の違いといえます。
・出会い系サイト
ワンナイトや体目的の会員が多い。
・恋活サイト
恋人作りの会員が多い。
・婚活サイト
結婚を目的とした会員が多い。
※基本的に出会い系サイト規制法に準じていないSNS等のコミュニティサイトは出会い系ではない。
出会い系サイトで異性と出会う流れは、掲示板やプロフィールによって相手とコンタクトを取って交流を交際する。
▼料金システム
【定額制】
月額○○円といったように、月額が決まっているサイト。
出会い系をがっつりやる方にオススメ。
【広告型】
アプリなどの広告収入で運営しているサイト。
そのため利用は基本無料。
利用者としては嬉しいサービスだが、サービス運営が難しく1年以内にサービスが終了するアプリも多い。
【ポイント型】
1回メールした○円など、使った分だけポイントが差し引かれる方法。
現状このポイント型を利用している出会い系サイトが多い。
無料ポイントで、試せるのが強み。
2003年に出会い系にまつわる事件が多発していました。
身元を偽り、援助交際、恐喝詐欺、暴行、殺人など様々な事件が起きています。
また、迷惑メールや個人情報収集など犯罪の巣窟のようなイメージすらあります。
従って、
出会い系サイトは危ない!
と今でも定着しています。
しかしながら、出会い系規制法に伴い異性紹介事業を徹底。
その後未成年による出会い系の事件は減少しています。
未成年で事件が多いのは出会い系ではなく、コミュニティサイトといえます。
このことについては、別ページで紹介しています。